実印に適した印材とは

実印に用いる印材に求められることとは?

実印は市区町村の役場窓口で印鑑証明手続きを行って登録した印鑑ですが、印材に何を使うかに関してはとくに規定がありません。しかし、実印として使うならばある程度抑えておきたいことはあります。

大場
大場

実印はその印影が同一性の証明になるものであり、印鑑証明においても印影が登録されています。この印影がたとえば破損などによって変化してしまうともうその印鑑は実印としての効力を発揮できなくなります。このため、実印に用いられる印材はある程度の耐久性を持ったもののほうが望ましいとよく言われます。

破損はよく落下にともなって起こるので、木材系であれば軽く頑丈なものを選ぶと破損の危険性は少なくなります。また、最近はチタンのような耐久性に特に優れた金属印材もあります。

実印を使う場面はだいたい不動産取引など大きな契約であることも多く、印鑑を押す際に自分に考えさせる機会を与えるためにそれなりに良いものを選びたいなどという考えもあるでしょう。縁起を考えるならば、貴石系などの印材を選ぶという考え方もあります。しかしこの際にも耐久性は頭にいれて選んだほうが良いでしょう。

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