不動産取引において実印が必要となるのはどのようなときでしょうか

自動車や保険など大きな契約のときに必ず必要とされる実印ですが、不動産取引においてもそれは重要です。では具体的にどのようなときに実印を使う必要があるのでしょう。

まず、不動産の場合は売買にともなって所有権が移動します。この際に役所が管理している所有権の登記を書き換える必要が出てきます。この際に、まずあなたが売主であるならば、本人自身であることを証明するための実印と印鑑証明書が必要になります。この印鑑証明書が重要で、印鑑登録のときに発行してもらったこの書類と一緒でないと実印は効力をもたず、契約もできません。

買主のほうは所有権移転登記書への義務はありません。しかし登記簿の変更などがある場合は買主の了承の証明が必要になる場面があり、その際に実印が必要になってきます。

大場
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不動産のような大きな額の買い物をする際、基本的にはローンを利用することが多いでしょう。この場合銀行など金融機関は土地を担保にお金を貸すわけですが、この時に「抵当権設定登記」というものをする必要があります。この際にはローンを利用する買主のほうに実印と印鑑証明を提出する義務があります。

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