実印が破損してしまったら
大切な契約や手続きに欠かせない実印が、もしも破損してしまったら、どのように対処すれば良いのでしょうか。実印の破損は、その後の手続きや生活に影響を及ぼす可能性があるため、正しい対処法を知っておくことが重要です。
この記事では、実印が破損してしまった場合に考えられる影響や対処法について詳しく解説します。さらに、実印の再作成や登録抹消の手続きについても説明しますので、ぜひ参考にしてください。
実印とは?
まず「実印」についておさらいしておきましょう。実印とは、市区町村役場に印鑑登録をしている印鑑のことを指し、重要な契約や不動産取引、各種手続きで使用される正式な印鑑です。実印の印影(印鑑を押した際にできる模様や形)は、その人自身の証明として機能します。そのため、実印が破損し印影が変わってしまうと、元の実印としての効力を失うことになります。
破損した実印は使用できない
実印が破損してしまった場合、その印鑑は登録されている印影と異なってしまうため、実印として使用することができません。印影の変化によって、本人確認や契約内容の確認ができなくなるため、実印としての効力がなくなってしまいます。
例えば、実印の縁が欠けたり、印面が削れてしまった場合、登録された印影とは異なる形になるため、役所や金融機関での手続きが行えなくなります。このような状態で実印を使用することは、トラブルの原因となるため避けるべきです。
実印が破損したらすべきこと
実印が破損した場合、まず行うべきことは「新しい実印を作成し、再登録すること」です。以下にその手順を説明します。
新しい実印を作成する
破損した実印と同じデザインで作成することは避けましょう。新しいデザインの実印を作成することをお勧めします。

同じ印鑑をもう一つ用意しようとすることは避けたほうが無難です!印影は唯一無二のものであるからこそ同一性の証明になるのであり、同じ印影でまた実印用の印鑑を作る事は偽造行為と取られる可能性もあるため印鑑制作の場面でも店に断られることが多いのです。
印鑑登録の抹消手続き
破損した実印は、まず市区町村役場で登録の抹消手続きを行います。抹消手続きに必要なものについては各自治体のホームページなどをご覧いただくとわかりますが、一般的には身分証明書(運転免許証やマイナンバーカードなど)が必要です。
新しい実印の登録
新しい実印が完成したら、再度市区町村役場にて印鑑登録を行います。この際にも、身分証明書が必要です。新しい実印が正式に登録されると、以前の実印は無効となり、新しい印影での使用が可能になります。
実印の管理と予防策
実印が破損する原因はさまざまですが、いくつかの注意点を押さえればある程度防ぐことができます。以下のポイントに気をつけて、実印の破損を防ぎましょう。
保管場所の見直し
実印は、湿気や直射日光を避けた場所に保管しましょう。過度な湿気や乾燥は、印材を劣化させる原因となります。
衝撃を与えない
実印は精密に彫られているため、落としたり、硬いものにぶつけたりすると、割れたり欠けたりしやすいものです。使用後は必ずケースに戻し、安全な場所に保管しましょう。
使うたびに点検
実印を使うたびに確認し、ひび割れや変形がないかチェックする習慣をつけるとよいでしょう。早期に異常を発見すれば、再作成や登録の手続きをスムーズに行えます。
実印が不要になった場合は?
破損以外でも、実印として使っていた印鑑を使う予定がなくなった場合は、セキュリティーの面から印鑑登録を抹消することもできます。例えば、引っ越しや生活環境の変化で実印の必要性がなくなった場合には、次のような手続きを行います。
印鑑登録の抹消手続
市区町村役場で印鑑登録を抹消する際には、本人確認書類と印鑑登録証(カード)が必要です。多くの場合印鑑そのものを持参する必要はありませんが、必要なものについては自治体のホームページなどを確認しましょう。
印鑑登録証の返却
登録抹消後は、印鑑登録証を役所に返却します。これにより、その実印は公的な証明力を失い、今後の手続きでは使用できなくなります。
まとめ
破損した実印は、元の印影と異なるため実印としては使用できません。破損した際には、速やかに新しい実印を作成し、登録を行うことが大切です。実印は、あなたの大切な権利を守る重要なアイテムです。適切に管理し、必要に応じて対処することで、トラブルを未然に防ぎましょう。
実印の破損や管理に不安がある方は、専門の印鑑店や市区町村役場で相談してみることをお勧めします。正しい知識と対処法を身につけ、大切な実印をしっかりと守りましょう。
もう実印が必要ない場合は?
破損して使い物にならなくなったものの、今後実印を使う必要がすぐにはないというならばこの実印の登録を抹消してしまうという方法があります。
関連するページを見る
